子どもたちのサードプレイス

こんにちは。高槻市承認(第一号)民間学童保育室・NPO法人アフタースクールにじのいえの宮尾です。

にじのいえでは、スタッフのことを子どもたちは「先生」とは呼ばず「〇〇さん」と呼びます。

にじのいえを開業する6年前、私が勉強させていただいていた横浜市にある認定NPO法人あっとほーむさんで、子どもたちがスタッフのことを「○○さん」と呼んでいて、すごくいいなと感じました。

呼び方ひとつ。それは、とっても些細な事でしたが、これがものすごく大きなことだと感じました。

だからにじのいえもそうしたいと思い、ずっとそうしてます。

私自身、にじのいえを立ち上げる前の職場では子どもたちから「先生」と呼ばれてました。でも、にじのいえでは、子どもたちとは、先生と生徒。とか、先生と児童とか。そういう関係でなく、もっと自分もゆるやかな心持ちで、友だちのお母さん的な、近所のおばちゃん的な。

縦の関係性ではなく、私も〝先生らしく”ふるまいたくなくて、子どもたちが、ちょっと心を許せるような。そんな存在でいたいなという想いもありました。

にじのいえは、学校ではないし、子どもたちが毎日学校から帰ってきておうちのようにリラックスして過ごせるところ。

何か目標があって、子どもたちにこんな力をつけさせたいとか。みんな一緒にこうしないといけないとか。

そんな場所でもありません。

自分のやりたいことは自分で決める場所。

限りなく、おうちに近い存在でありたいし、そんな場所だと思っています。

おうちで子どもたちは、教育目標があって、指導計画にそって過ごしていますか!?

そうじゃないと思うんですね。

きっとそうではなく、おうちって、一番リラックスできる場所だと思うのです。

だから、にじのいえも基本、それと同じ。そうありたいと思っています。

私もスタッフも、保育士や放課後児童支援員、その他資格もあり、勉強もしていますが、だからといって、子どもよりえらいとか、上に立ってるとか。そんなふうにも思っていません。

専門的な視点で子どもたちのことを観ていますが、でも、毎日の子どもたちとの関係性は、ゆるやかで、あたたかでありたいと思っています。

豊かな体験ができるように。と、おけいこやアクティビティー、プログラム。にじのいえでもたくさんのことをやってますが、根底にあるのは、ここはおうちでもなく、学校でもなく、子どもたちにとってもうひとつの「居場所」

素の自分でいれるところ。違いを認め合えるところ。子どもたちにとっては「サードプレイス」です。(*サードプレイスとは、自宅でも職場や学校でもなく、自分にとって心地の良い時間を過ごせる第三の居場所という意味)

そういう理念を共有しながら、スタッフと一緒に子どもたちのことを日々見守っています。

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