NPO法人アフタースクールにじのいえを開設した理由

働くママたちへ

こんにちは。
NPO法人アフタースクールにじのいえ代表理事の宮尾智美です。

仕事に家事に子育てに。
毎日があっという間に過ぎていく中で、
「思うように子どもに向き合う時間がない!」とご自分を責めてはいませんか?

子育てと仕事の両立に、悩んでいる方もいらっしゃるのではないかと思います。

● 働くママたちの悩み

私自身、仕事と子育てに忙しい毎日を過ごしていた働くママの一人でした。

私は大学卒業後、社会教育団体で16年間総合職として働いていました。
仕事はやりがいがあり大好きでしたが、いつも仕事と子育ての両立に悩んでいました。

子どもと関わる時間の少なさや急な病気…子育てと仕事を両立させながら組織の中でキャリアアップしていくことの難しさなど、職場に復帰してからの数年間、色々な悩みに直面しました。

幸いなことに、私は、私と主人の両方の両親にサポートしていただける環境にあったのですが、

「上の子どもが小学校に上がったら、きょうだいで小学校、保育園とお迎えの場所も変わる。そうなれば、祖父母の負担も大きくなる、年も重ねていくし・・・いつまで頼めるだろうか・・・。」

そんなことをいつも考えていました。

悩みの種はいつも子どもの預け先の問題でした。
シフト勤務だった自分の働き方に合う学童保育がないことや選択肢がないことも悩みの種でした。

 
そんなふうに私自身が悩んでいた時、周囲の働くママも同じような悩みを抱えていたことを知りました。

「小学生になってからのほうが大変だよ」
「学童は1年生は優先的に入れるけど2年生、3年生になったら入れないこともあるよ」
「学童に入れなかったら仕事辞めるしかないよね」
「自分は入れたけど友だちが入れなくて寂しかったと子どもが言っている」
「学童に入れなかったのでかぎを持たせて一人で留守番させているから心配だ」
「お迎えに間に合わないので学童から習い事へ一人で行かせてそこで待たせているけど、道中が心配だ」
「4年生からの行き場がなく、夏休みは特に困った・・」

小学生の子どもを持つ働くママの中には、学童に入れなくて仕事を辞めたママ、働き方を変えたママもいました。

小さな我が子を保育園に預け、大変なことも、つらいことも乗り越え頑張って続けてきた仕事を、子どもの預け先の問題で辞めてしまうのは、とても残念なことだと感じました。

「小学生になってからのほうが大変だよ」という言葉の意味がよく分かり、
働くママにとっての厳しい現実に、私自身もとても不安になったことを覚えています。

 

● 働くママが安心して仕事と子どもに向き合える環境を

《働くママは、みんなたいへんな思いをしながら仕事と子育ての両立を頑張っている》

その現状を痛いほど目の当たりにした私は、

「子育てしながら働く女性が、こういった子どもの預け先の問題で悩みや不安を抱えながら働く状況をなんとかしたい!」
「結婚し、出産しても仕事を続け、仕事と子育ての両方を大切にする女性たちが安心して仕事を続け、安心して子育てができる社会にしたい!」
「能力のある女性が、子どもの預け先の問題で仕事やキャリアアップや社会での活躍をあきらめることのない社会にしたい!」

そう思うようになりました。

 
「急な残業やいざという時に頼れる場所があるというだけで、安心して仕事ができるだろうな。」
「すぐに帰れない時に、夕食を食べて待っていてくれたら、とても助かるだろうな。」

放課後に子どもが安心して楽しく過ごせる場所があるということがママの安心に繋がる。
そして、その安心がゆとりを生み出し、そのゆとりが、子どもに向き合うことにつながる。

そうなったら、子どもたちはきっとうれしいだろうな。

だって、子どもたちはみんなお母さんが大好きだから。

そうすることで親子のきずなが深まればいい。
そして、子育て中の働く女性たちが、安心して仕事ができるように、ゆとりを持って子どもと向き合えるようにサポートしよう!

 
これが「にじのいえ」を開設した一つ目の理由です。

 

● 子どもがほっとできる居場所を

もうひとつは現在の学童保育の問題です。

学童保育の利用希望者は年々増加しています。
全国的にも大規模化が進んでいますが、1室当たりの人数がとても多い(だいたい45~60名)中で、子どもたちは放課後を過ごしています。

学校でも集団生活。
放課後までも大人数の中での集団生活では、子どもたちも疲れてしまうことでしょう。

学校という集団の中で、子どもたちはとてもよく頑張っています。

だから、放課後くらいはせめてゆっくりさせてあげたい、ほっとできる居場所を作ってあげたい、「ただいま」と帰ってこられるところを作ってあげたいと思いました。

 
私自身は、子どものころに、自分のおうち以外にほっとできる居場所がありました。
それは幼なじみのおうちです。
そこは、子どもたちが自由に過ごせて、そして近所の大人も集まって交流が広がる、とても楽しく心地よい居場所でした。

何気ないその居場所が、当時の私の心にどれほど大きな安心感を与えてくれたことでしょう。

その素晴らしさを知っているからこそ、働くママの子どもたちにも、おうちのようにほっと過ごせるところを作ってあげたいと思ったのです。

 
放課後くらい、子どもたちだってのんびり自由に過ごしたいんです。

みんなでワイワイと遊びたい時もあれば、一人でゆっくりしたい時もあるんです。
ちょっとつかれているなと思うときは、寝ころびたいことだってあるんです。

それが許される場所。
自分らしく過ごせて、一人ひとりを認めあえる場所をつくりたい。

 
これが二つ目の理由です。

 

● アフタースクールにじのいえに込めた想い

七色の虹のように子どもたち一人ひとりの色(個性や賜物)が輝ける場所
一人ひとりの素敵な色(個性や賜物)を認め合える場所

そのような場所にしたいという想いが、「にじのいえ」という名前に込められています。

 
子どもたちがおうちのようにほっと過ごせるところであること。
働くママが安心して仕事ができるようにサポートするところであること。

働くママの安心とゆとりが、《子どもと向き合うこと》《ママと子どもたちの笑顔》につながることを願って、
「にじのいえ」は子どもたちともに成長してまいります。

 

NPO法人アフタースクールにじのいえ
代表理事 宮尾 智美